藤一番の四川味噌ラーメン


「本場の味」というのは、一体なにをもって「本場」なのだろうか。
そんなことを考えると、チェーン店であるにもかかわらず「藤一番 那古野店」に漂う本場感はなかなかのものなのだ。

一見すると、ごく普通のラーメンチェーン店。ただし、店内に入ると微妙に大陸なまり(?)を感じさせるやや流暢さに欠ける日本語で語りかけられる。
名古屋を本場とするラーメンということなら、台湾ラーメン(異論はあろうがここでは台湾ラーメンとさせていただく)ということになるのだが、この店で本場のラーメンを食べる「気分」を味わうなら四川味噌ラーメンだ。


四川味噌ラーメン(コーントッピング、ロカボ麺)+ライス

四川味噌ラーメン(コーントッピング、ロカボ麺)+ライス。最終的にライスは満腹感と罪悪感で半分残すこととなった。

トッピングフリーパスの案内

トッピングフリーバスは年数度のわずかなチャンスに配布されるレアアイテム。筆者のパスは2019年末で失効し、かつ2019年最後の入手チャンスを逃してしまったため絶望感がすごい。

赤茶の味噌スープは、見た目より辛味を感じさせず、むしろ味噌感が強い。薄めで味気ないチャーシューをフォローする強めの味付け。
年に数度のサービスイベントで配布される「トッピングパスポート」でコーンを追加すれば、ちょっと豪華な味噌コーンラーメンの完成である。


ランチサービス一覧

ランチサービス。筆者の定番はライス&唐揚げ

藤一番のランチタイムは、麺大盛りやライス、唐揚げなどから1品が無料。追い金をすればどれも組み合わせることができるというなかなかのサービスぶり。
今回はライスと、糖質1/2のロカボ麺をチョイスするという台無しコンビで、ロカボ麺がどれほど通常麺に近い味にできているかにチャレンジしてみた。

結論から先に言うと「ロカボ麺と言われなければ気づかない」というレベルで気づかない仕上がりだった。これで本当に糖質1/2なのであれば、ラーメン欲を満たす際の免罪符としてはなかなかに優秀といえるだろう。ただ、糖質を気にするのであれば、組み合わせはライスではなくサラダにするべきだ。サラダとラーメンでも、十分満足感は得られる、と自分に言い聞かせたい。


メニュー中面

メニュー中面。なかほど右に四川味噌ラーメンが見える

ター坊の看板

藤一番のキャラクター。正式名称は「ター坊」だが、筆者の中では「亀太郎」と呼ばれている。

この店で食べるのであれば、台湾ラーメンもおすすめしたいのだが、この店では5回に4回は四川味噌ラーメンをオーダーしてしまう。
味の好みもさることながら、店内に漂う「本場感」がそうさせてしまうのかもしれない。


店舗名 藤一番 那古野店
住所 451-0042
愛知県名古屋市西区那古野1-15-18 那古野ビル南館109号
電話番号 052-565-0099
webサイト https://www.fujiichiban.jp/shop.php?id=9
営業時間 平日11:00〜5:00 日祝11:00〜4:00

すずき

雑然とした店内の方が落ち着くタイプ。血糖値と中性脂肪が気になるため気軽に「あ、大盛りで」と言えなくなってきた40代男性。

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